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Nikon F3 / Kodak UC100


昨日書いたが、

先週末、祖父が救急車で運ばれた。



赤穂にいる祖父は、

ボクにカメラのイロハを教えてくれた人だ。

もとから喘息持ちなのに、

タバコばかり吸っていたせいで、

ついに呼吸器に黄色信号というか、

赤信号が灯った。



すぐに京都から新幹線に乗って、

兵庫の西端の赤穂まで行った。

病院に行くと、

人工呼吸器をつけていた祖父がいた。



元気ではないが、

いつもの祖父らしく、

人工呼吸器の設定をメモしたり、

酸素濃度の検出の仕方を、

祖母に教えたりしていた。

ボクはホッと一安心した。



はたして、これから、

外にカメラを持って行ったり出来るのだろうか。

そんな心配が頭をよぎったりしていたが、

入院2日目に

「ボクの部屋の顕微鏡の横に

カメラがあるから取って来てくれ」

と言われ、家に戻ってみると、

顕微鏡の横にはCanonのG9があった。


「いつの間に買ったんだ」という疑問もあったが、

とにかく病室に届けると、

ベッドからマドの外の山を写し始めた。



ボクにとってカメラってなんなんだろう?

と思った。

そして祖父にとってのカメラは、

彼の見た世界を、

どこまで残せるんだろうって思った。



早く元気になって、

「新しいフォトショを一緒に買おう」

とか、

「月食を撮ったから見てくれ」

とか、

前のように話をしてほしいと思った。
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無題
こんばんは。

素敵なおじいさんだね。よくなって、写真を一緒に撮りにいけるといいね!
りん URL 2008/02/07(Thu)22:04:27 編集
無題
カメラのイロハはおじいさまから教わったんですね。
素敵な関係ですね。
私も孫に教えてあげられるかしら。
そして病院の窓から写真を撮るマインドを私も持っていたいと思いました。
私の母は病院の窓から見える景色を油絵に描きました。
シンジさんの願いが叶いますように。
sara URL 2008/02/08(Fri)22:33:59 編集
無題
>りんさん

 こんばんわ。

 祖父をはたから見ていたら素敵ですけど、家族からするといろいろと大変ですよ(笑)とくにカメラとかPCとかにお金を惜しまないところとか(笑)

 祖父は目だけはいいんで、きっとまた一緒に撮れると思います。まだフォトショップのCS3も買ってませんしね(笑)

 コメントありがとうございます。うれしかったです。


>saraさん

 こんばんわ。

 カメラに関しては、完全に祖父から習いました。ただ当然、祖父の良いとする写真と、僕の好きな写真が違うので、できた写真を見せてはいろいろと注文をつけられてしまいます。

 将来、カメラというものが、どういう形になっていくのかは分かりませんが、画像というものが存在する以上、遺伝するように、教えていってあげられるのではないでしょうか。そこにはまず、子供や孫がカメラに興味を持ってくれるところから始まりますよね。

 そう思うと少し素敵な感じですね。

 コメントありがとうございます。うれしかったです。とにかくありがとうございます。
慎司 2008/02/08(Fri)23:05:55 編集
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